当社で製作するワイヤーハーネス・制御ボックス・操作ボックスは、図面に基づいた完成品検査を全数行っています。
主な検査項目は、ワイヤーハーネスでは導通検査と外観検査、制御ボックスや操作ボックスでは電気回路の機能検査と外観検査を行っています。それ以外にも、品質上特に守らなければならない仕様については、お客様とご相談させていただき、特別な検査を実施したうえで出荷するものもあります。
例えばボックス内部への水分の侵入が許されない製品では、そのボックスを組立てた状態で内部に空気を送り込み、一定の空気圧を保てるかどうかを測定する気密試験を全数実施しています。
他にも耐電圧試験や製品に数時間電源を通電させておくエージング試験、お客様より支給された検査装置での回路確認、マイコン等へのデータ書き込みを行い出荷後そのままの状態で使用して頂く製品もあります。
これらの試験は量産時に行う完成品検査ですが、試作時の品質確認・評価テストでは、過電圧・異常電圧・過渡電圧試験などの電気的特性試験や温度/湿度試験、振動/衝撃・塩水噴霧・耐候性などの機械的特性試験、EMC試験、耐久テストなどを社内外の設備を使用して実施することができます。
当社ではお客様の要求に応えるため、今後も様々な検査体制を取り入れていきたいと思います。
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